2016年3月9日水曜日

5年生 これがわたしのイス!

制作時間12時間のイスづくりも、
最終日を迎えました。

組み立ても

金具の取り付けも

色塗りも

自分が想像していたアイディアが、
だんだん形や色になって目の前に現れてくると、
ますます加速していきます。

最後の2時間
自分は、いったい何をするべき?
何をしたら自分が満足できるんだろう?
そんな問いかけから始まった最後の授業。

前回、急いでついつい雑に塗ってしまったから、
もう一度塗り直す! 

時間がない。
でも、これだけは書きたい。 

どうしても「ふかふか」にしたい。

 不織布で包んで綿を詰め込み、
上から釘で打ち込みます。

最後の仕上げ。
友達にもチェックしてもらっていました。

よし! いいかんじ!

最後に念入りにヤスリをかけています。

さあ、終わりの時間がやってきた。
「制作終了! 一度席についてください」と言うと、
多くの子が座っていたのは、
なんと自分自身がつくったイスでした。

あれ、かぶっている人もいる!
なんと、これもイスです。

自分のイスのことを説明するカードを記入し

4階の会議室に運び込んで

みんなで鑑賞しました。

いろいろなイスがあるなぁ・・・
どのイスに座ってみようかな??

見て、座って、自分なりに感じたこと、いいなと思ったことを、
友達への賞状という形で、書くことで、
じっくり見ることができました。

2ヶ月前に始まったイスづくりの授業。
その一回目の授業で、5年生にこう投げかけました。
「2ヶ月後、自分がつくったイスが展示されている姿を想像してください。」

そして、今ここにできあがったイスがあります。
 
「想像したようにできた?」
そう聞くと、多くの子が
「想像を超えた」といっていました。
 
つくること・表現することは、
必ずしも計画通りにはいきません。
何ができるかは、実際にやってみなくてはわからない。

想像していたことが叶わないかもしれないし、
想像していたよりも、もっと先にいけるかもしれない。
まずはやってみる。
できたこと、生まれたものを通して、
「自分」を発見することができる。
 
だから、つくること・表現することは、
面白いのだと思います。 
 
この体験を通して、
つくること・表現することが
もっと好きになってくれたらいいなと思います。
 
それにしても、5年生の想像力には驚かされました。
 
 
 
 
そもそも、イスとは何か? と改めて考えさせられる、
常識にとらわれない自由なイスがたくさん並びました。

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